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platのこだわりの空間づくり

皆さん、こんにちは。

突然ですが、皆さんが思うホステルの魅力とは何でしょうか。
出会い、交流、手ごろさ...

人それぞれ違った魅力を感じていると思います。
皆さんが感じている様々な魅力を生み出す仕掛けは空間づくりに隠されていると思います。
有難いことに、plat hostel keikyuでは清潔感や温かみがあり、とても居心地がいいというお声をお客様からよくいただきます。
この空間を生み出せるのは、ホステルの空間作りでのゆるぎない理想とこだわりがあるからだと考えております。

今回は、その根底にあるホステルの魅力を探るべく
plat hostel keikyuの4号店plat hostel keikyu haneda homeで支配人を務める堂前が
空間コンシェルジュ 金子智美さんにお話を伺ってきました。

僕達が働くplat hostel keikyuのホステルは、株式会社Rバンクが運営しております。
Rバンクでは、建物のリノベーション事業をはじめとして、賃貸やシェアハウスの運営や企画、デザインなど建物の新しい価値を創造しています。
金子さんはRバンクの創業者の一人として、会社を築いてきました。また、コーディネーターとして、「建物が出来上がり、そこでスタッフとお客様が生き生きといる姿」をイメージし、空間の導線を基にdesignし、その後、家具やインテリアを考え、形にしてきました。plat hostel keikyu も金子さんの手がける物件です。
そんな金子さんからplat hostel keikyuへのこだわりを聞いています。

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(左:堂前  右:金子智美さん)

ーなぜ、ホステルの運営、コーディネートを始めようと思ったのですか。

(金子さん) Rバンクでは賃貸やシェアハウスの運営や管理を行ってますが、賃貸には限界があると考えていました。そのため、新しい建物の使い方を模索していました。その際に、トレンドである宿泊施設はどうかと考えました。ホテルは多く存在するが、ホステルはまだ少なく、可能性を感じていて、さらに今まで運営してきたシェアハウスでの経験も活かせると考えました。

ーシェアハウスでの経験はどのようなところで活きていますか。

金子さん:Rバンクで手がけているシェアハウスは設計を他社様に依頼するのではなく、お客様目線に立ち、コスト面やメンテナンスのしやすや等を考慮して、直接、施工会社と組んで取り組むことが多いです。そうすることで、5年後10年後も使い続けることができます。
そのベースはホステルでも同じで、はやりすたりに左右されることなく、とんがりすぎないものを作るようにしています。あとから足したり引いたりできる作り方をシェアハウス同様にホステルでも行っています。
また、共通のコミュニティを生み出す場所という点でも、シェアハウスと同じ。利用する人の立場を考えた時、常に同じ空間に他人がいることに抵抗がある人もいると思います。そういった人のために「逃げ場」を作ること大切にしています。

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(plat hostel keikyu haneda homeにある一人で過ごせるレストスペース)

ー僕もシェアハウスに住んでおり、一日の中で一人になりたい時があるので、一人になって落ち着ける場所があるというのはとてもうれしいことだと思います。
 では、逆にシェアハウスとホステルで異なっている部分はどこなのでしょうか。

(金子さん) ホステルでもシェアハウスでもこだわっているのは、メリハリと驚きです。
しかし、表現している場所が異なります。シェアハウスではキッチンであり、ホステルではフロントのカウンターです。それはシェアハウスは住むところで、ホステルは泊まるところだからです。シェアハウスでは日々の食事を作るキッチンが顔であり、ホステルでは訪れる人が一番最初に目にするフロントのカウンターが顔です。
そのため、既存のものと同じものは使わず、それぞれの色を出しています。
 また、シェアハウスに住んでいる方は自分の部屋である個室にいることが多いので、部屋の中を家具や水回りなどで、バリエーションをつけています。
一方で、ホステルを利用される方は個室よりもラウンジなどでの交流や憩いがメインです。

 あとは、スケール感。ホステルでは、日本人だけでなく海外の人も多く利用します。そのため、日本を表現できるメイドインジャパンのものにこだわっています。

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(plat hostel keikyu asakusa karinのフロントにある日本の文化を現した小物)

ー施設によって雰囲気が異なると、それぞれのplat hostel keikyuの違いを体験してみたくなりますね。実際にどのように違うのでしょうか。

(金子さん) まず1号店であるplat hostel keikyu asakusa karinは、従来のホステルの「ホステル=安いだけ」のイメージを変えるべく、高級なカリン材を使用して、ホステルでありながら、プチ贅沢を体験できるようにしました。
さらに、懐かしさを感じられるような温かみのあるフロントになっています。
 plat hostel keikyu minowa forestでは、近隣の浅草エリアとの差別化を図るためシンプルになっています。そこに、ぬくもりを感じられるよう森のような雰囲気の演出や、遊び心を感じられる小物でコーディネートしています
 また、新しくオープンしたplat hostel keikyu haenda homeはシャープさの中にほっとした感じを演出したかったため、ナチュラルな色を家具で取り入れています。

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(温かみのあるplat hostel keikyu haneda homeのラウンジスペース)

ーその違いがそれぞれのplat hostel keikyuのコンセプトになっていると思いますが、どのようにしてコンセプトを決めるのでしょうか。

(金子さん) 実は、最初からきっちりしたコンセプトを決めているわけではなく、ざっくりとしたものを基に資材を決めて徐々に詰めていきます。
それでも、うまくいっているのは、ぶれない考え方を持っているからです。
利用する人や現場で働く人の視点に立ち、先を見据えた考え方。

 だからこそ、苦戦したこともありました。2番目に浅草にオープンしたplat hostel keikyu asakusa stationがそのひとつ。この施設は元々バックパッカー向けに特化した個性が強い建物だったものをリノベーションしています。
自分たちの考え方と違う建物を、platらしく生まれ変わらせるのは、とても大変でオープン当日のギリギリまで作業をしていました。

ーplat hostel keikyu asakusa stationは、今ではおかげさまで浅草エリアでも大人気のホステルになりました。このぶれない考え方から生まれるのが「platらしさ」であり、他の宿泊施設と違うplat hostel keikyu の魅力だと思います。
では、これから利用される方にどんなところを見てほしいですか。

(金子さん) どのplat hostel keikyuのホステルも作り上げるまでにストーリーがあり、スタッフだけでなくお客さんも含め、今まで携わってくれた方みんなのアイデアが詰まっています。既成のものではなく、他にないものであると自負しています。だからこそ、どこをとっても愛情を持っているし、自信をもって提供しています。
また、女性向けのシェアハウスで培った女性ならではの視点も入っています。女性の方が安心して泊まれるように工夫しているのでそこの点もぜひ体験してほしいです。

 これからできる施設もお客さんに可愛がられる建物や雰囲気を目指していきます。
また、訪れた後に誰かに紹介したくなるような空間にしていきます。

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(ご協力いただいた金子さん:左手前 とホステル運営チームの記念撮影)

インタビューにご協力いただいた金子さん、ありがとうございました。
今回のインタビューを通して金子さんのplat hostel keikyuへの熱い思いと、とめどない愛情を感じることができました。それはきっと、こだわりを貫いているからだと思います。

僕も、今働いているplat hostel keikyu haneda homeがすごく好きで、オープンの前から携わらせていただいてとても思い入れがあります。
個人的に好きな空間は、2階にあるレストスペースです。一人で集中したり、落ち着いたりしたいときにちょうどいい場所です。また、置いてある椅子は見た目がカラフルでかわいらしく、コルクの蓋を開けると中に荷物をしまう事もできて、とても便利です。

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(plat hostel keikyu haneda homeのレストスペースにあるカラフルな椅子)

他にもここでは伝えきれないplat hostel keikyu haneda homeの魅力はたくさんあります。
語ることができなかった分は、またの機会にご紹介いたします。

同じようにどのスタッフも働いているplat hostel keikyuが大好きです。
さらに、金子さんからその熱い思いと愛情を受け継ぎ、お客様をお迎えいたします。
ぜひ皆さんには魅力あふれるplat hostel keikyuを体感していただきたいと考えております。
また、今後新しくできるplat hostel keikyuも楽しみにしていてください!

【取材協力】
Rバンク https://r-bank.co.jp/
Rシェア https://r-share-house.com/